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イギリス、EU離脱が決定 [つれづれ日記]

EUにNoを言った英国、国民投票

戦後の世界史における重大事件が発生しました。イギリスのEU加盟の是非を問う国民投票の結果、残留派との接戦を制し離脱派が約5ポイント差で勝利しました。この結果イギリスはこれから約2年の期間をかけてEU離脱に向けた交渉を行い、最終的にEUから離脱をすることになります。世論調査でも日本のコメンテーターも「離脱はない」と言っていましたが、今回は全ての予想を覆す結果となり、今回の結果が引き起こすこれからの経済的なインパクトが心配されます。

日本でも円高が一気に進み、株価は急降下。そしてイギリスをEUマーケットの拠点にしている日本企業の今後のマーケット戦略等、課題が山積みです。またイギリス国内では、早くもスコットランドが独立→EU加盟という道筋に向かって動き始めましたし、ヨーロッパ諸国もEU加盟の国民投票の話題が方々から聞こえてきています。このままではEUの理想だった「1つのヨーロッパ」はゴールに辿り着く前に瓦解しそうです。言葉を変えると、遠い未来の歴史の教科書に今日はEU終焉の始まりの日と書かれるかもしれません。今後経済面でもポンド安は当然として、欧州の通貨EUROの後ろ盾はドイツの経済力一人で背負うことになりますし、そうなればドイツも同じ道を進むのは明々白々。大量に流入する移民問題や社会保障の問題等、イギリスが抱えている問題と全く同じ理由からドイツの動向もきな臭くなってくるでしょう。借金漬けのギリシアにシリア難民とEUが直面している問題はそう簡単には解決できません。

私がイギリスで勉強していた頃、外国人労働者の増加にイギリス人が不平を言っているのをよく耳にしました。あの頃はポーランド人が大量に入っている頃で、安い賃金でイギリス人の職を奪っていると非難されていましたが、あの頃くすぶっていた問題に歯止めをかけることが出来ず、あのまま増長していったのなら今回の結果になったのも理解できます。「1つのヨーロッパ」という理想は素晴らしかったですが、やはり無理があったんでしょう。

現在労働力不足から外国人労働者を受け入れようとしているのは日本も一緒です。そうなると日本も今回のイギリスと同じような日を迎えることになるでしょう。今回のイギリスの国民投票の結果は外国人労働者の過剰な受け入れは国を揺るがす大きな問題になることを認識し、決して今回の問題が対岸の火事ではないことを知っておく必要がありそうです。アメリカのトランプ旋風に欧州の右派政党の台頭といい、世界はこれまでにないネオナショナリズムに時代になりつつあるのかもしれませんね。


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arkstar

昔の2つの大戦前の雰囲気になりつつ有るのかも?って思ったりしてます。
全世界的閉塞感がその一端ですかね。
これで、中国経済崩壊がハードランディングだった場合、
世界恐慌再び?って事にも。
by arkstar (2016-06-25 13:16) 

as

>arkstarさん、ようこそ!!イギリスにとって現在EUを除いて経済的に強いつながりを持っているのがご指摘のありました中国です。こちらも経済が低空飛行を始めたことでお互いの経済の足を引っ張り合うことによって両国の経済の大きなダメージが出ることが予想されています。BRICsの成長が頭打ちになった今、リーマンショックを越える荒波が来る可能性を含めて対策が必要そうです。
by as (2016-06-26 13:32) 

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